【Tableau】フィルターアクションを理解したい
意図
フィルターアクションのやり方・注意点を整理しておきたい。 設定方法が複数あること、細かい設定方法、処理の重さのメモに関する学びを書いておくことで、後で自分が困らないようにするメモ。
内容
基礎知識 編
- すべてのフィルターはフィルターカードに入ってくる
- フィルターの作り方
- フィルターの適用方法
学び 編
- 無邪気にフィルタを配置してはいけない
- 除外フィルターの適用方法
【基礎知識】すべてのフィルターはフィルターカードに入ってくる
Tableauではいくつかフィルターを作る手段があるが、作ったフィルターはワークシートの「フィルター」に入ってくる。 フィルターがかかった先のワークシート(適用先ワークシート)の「フィルター」部分に出てくるため、どのフィルターが何にかかっているのか理解できる。
【基礎知識】フィルターの作り方
作り方はいくるかある。把握しているのは以下4つ。
- Viz>フィルター
- Viz>「保持」または「除外」
- アクションメニュー>フィルターの作成
- ダッシュボード>フィルターとして使用(フィルタアイコンorメニュー選択)
【基礎知識】フィルターの適用方法
下記4パターンで適用先を決められる。 ダッシュボードにプロットしたフィルターを右クリックし、「適用先ワークシート」で確認できる。 適用先の広さを把握することで意図しないフィルタが無いか注意する目的で、下記にメモを記載。
1 関連するデータソースを使用するすべてのアイテム
ワークブックに存在するすべてのワークシートに適用される
2 このソースを使用するすべてのアイテム
同一データソースを使用するすべてのワークシートに適用される
3 選択されたワ-クシート
特定のワークシートのみに適用される
4 このワークシートのみ
このワークシートのみに適用される
【学び】無邪気にフィルタを配置してはいけない
フィルターをたくさん配置できるが、深掘りが散らばる
Vizに使ったフィルターをそのままダッシュボードにプロットすると多くのフィルターがダッシュボードに配置されてしまう。 多くのフィルターを置いてもエンドユーザーは使いにくい。パッと見て、何をしたらいいのか伝わりにくい。 そのため、何を絞って見てほしいのか伝わるようにダッシュボードを設計する。 フィルターでもインサイトを得られるように情報精査をする必要がある。
→ うっかり忘れてしまいがちなので、これを目指していきましょう、という気持ちを忘れない。
項目が表示されたフィルターは重い
Vizで表示する必要のある項目はすべて取得しなければならない。項目がVizに出る時点でクエリが走っている。 そのため、大量のフィルターがVizに用意されている場合、その分のリストを取得する必要があるために遅くなる。
なお、項目がデータに依存しないフィルターは早い。 そのため、ワイルドカード照合や相対日付フィルターのほうが、ドロップダウンや、範囲日付フィルターより処理が早い。
不連続フィルターは連続フィルターよりも処理が重いので、特に「不連続」の「ドロップダウン」や「単一の値」は扱いを気をつける。
【学び】除外フィルターの適用方法
例えば、「家具」をクリックしたら、「家具」だけ除外されて値を出したい場合に使う。
- 1 フィルター設定をいつも通りダッシュボードでしておく
- 2 ターゲットシートのワークブックに行き、フィルターを編集する。「除外」にチェックした上で、すべてを空白にする
で、出来上がり!下記が実際に作ったもの。(非常に簡単なもの) https://public.tableau.com/app/profile/matsumoto3689/viz/_16743833548120/sheet3?publish=yes
1で選択した項目を除外する、という設定を行っている。 便利だが頭がごちゃっとなるので、まずフィルタ設定して、そのあとでターゲットシートで編集する流れだけ忘れないようにしたい。